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いきなりエイズを発症したら余命はどのくらいあるのか?

HIVの感染に気付かずに体調不良が続いたと思ったらエイズを発症していたというケースが50代以上で増えています。

そのほかの年代でもこのケースは見受けられるのですが、

いなきりエイズを発症したら余命はほとんどない、

というのが以前の状況でした。

以前、

CD4陽性細胞の正常値と日和見感染の関係

でエイズ発症までには免疫力がかなり落ちて、CD4の数値が大幅に下がっていることを説明しました。

CD4数値とはHIVに感染したときに免疫力の低下を見るための一つの使用です。

今ではCD4が350くらいになったら投薬による治療を始めます。

もちろんこの数値はエイズ発症の前にHIV感染が判明して治療を開始した場合の事です。

エイズが発症してしまったら、数値はもっと低くなっているはずです。

その状態で治療を始めても余命はそれほど長くない、というのが1997年までの常識でした。

それが1998年以降は状況が変わります。

このあたりのことを治療を含めて説明していきましょう。

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いきなりエイズになっても死を意味するわけではない



まず、いきなりエイズになってしまっても、その後、すぐに死んでしまうということにはなりません。

エイズ発症の前に治療を開始した場合は、120週後の生存確率は99%、

一方、

エイズ発症した後に治療を開始した場合、120週後の生存確率は80%

と下がってしまうのは事実ですが、

抗HIV薬はエイズ発症後もHIVウイルスには有効で、エイズ発症後も治療をきちんと行うことでそれ以上の生存率は上がっています。

エイズ発症後の2年という期間が余命の一つの指標とされていました。

エイズは23の日和見感染症の発症が認められると発症とされますが、

この場合にはそれぞれの症状の治療と同時にHIVの治療も行うことになります。

HIVで命を落とす人が少なくなっている理由は1998年以降の強力な抗ウイルス療法が行われるようになったからと言えます。

その方法はARTと言われています。

ART治療とは



以前のHIVの治療とは1種類、あるいは2種類の内服薬を用いる治療法が主流でしたが、

ARTでは

核酸系逆転写酵素阻害剤
非核酸系逆転写酵素阻害剤
プロテアーゼ阻害剤
インテグラーゼ阻害剤
侵入阻害薬

のうち、3種類から5種類を組みあわせて行います。

強力な抗ウイルス療法を訳するとHighly Active Anti-Retroviral Therapyの頭文字をとってHAART、

さらに略してARTと呼ばれます。

この療法が導入された1998年以降は予後が改善し、死亡する患者の数は劇的に減っています。

1985年から1997年の新規エイズ患者の合計が1,057人、うち病変死亡患者は505人

1998年から2014年の新規エイズ患者の合計は6,601人、うち病変死亡患者は392人

とこの治療法の有効性がわかります。

ARTは確かに有効ですが、先ほどの説明の通り、エイズ発症後と発症前では生存率に違いがあります。

出来るだけ早く治療を開始することが大切なのは変わりません。

また、抗HIV薬は服用の仕方に気をつけなければいけない点があります。

◆抗HIV薬服用の注意点

クスリを飲むにあたっては

・飲み忘れに注意する

ことが大切です。

飲み忘れることによってウイルスが薬に対して耐性を持ってしまうため、薬が効かなくなってしまうからです。

こうすると他の薬を服用しなければならず、服用する薬の選択肢も少なくなってしまいます。

抗HIV薬の中途半端な服用はかえって治療を失敗に導いてしまう可能性があります。

自分のライフスタイルに合わせながら治療方針を話し合い、医師と二人三脚で治療をしていくことが重要になります。

日常生活の中で飲み忘れがないような習慣づけが何より大切になります。


HIVの感染に気付かず、いきなりエイズを発症しても治療法の進歩によってすぐに死を意味することは少なくなりました。

でも、早期発見が一番の治療法であることには変わりありません。

毎年、HIV感染が分かった人の30%はエイズを発症しています。

治療するのは手遅れではないのですが、発症前に検査で分かっていればエイズの発症は抑えられているケースがかなりあるはずです。

HIVの検査は治療のきっかけを作ってくれる救命的な検査です。

少しでも思い当たる行為や症状があるのならためらわないで受けてください。


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